• 2015/05/11/Mon 11:18:07
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  • CATEGORY:刺繍とか

台風が接近しつつありますが こちら奈良はさわやかな天気です。朝は。
今晩から崩れて明日大荒れ、という予報でしたが
明後日には 早くも末っ子の高校の体育祭があり
なんか大丈夫っぽいけど ほら、また役員だから。ひやひやします。

昨日は母の日で子供が家事をしてくれましたんで
本にねこシャツを着て載って下さった人たちにお知らせメールなどをゆっくり打って
それから春休みに途中まで(次男が)縫って放置になってしまっていたシャツを
縫い上げました。
小さいパーツのアイロンなどが なかなか上手になってきていて
続きを縫うのはさくさく行きましたが
次男が放置した段階でそこここの柄がずれており
(裁った時にちょっとだけずれてたのが要所要所でさらに縫いずれちゃったりしたようですね…)
色々突っ込みどころ満載のシャツになりました。
でも、こういうおニューをさっそく今日は着て出かけていくところが可愛い奴ですね・・・。
(今日は多分そのシャツ暑いよ…)

ka_R.jpg

大きいチェックをパジャマっぽくなく、そしておじさんぽくなく着るのは難しそうですが
黒パンツに黒キャスケットで古い洋画のストリートチルドレン風になっていたような・・・。大学生なんだけど。

さて本の続きです。今日は長いです。

なんだかわけのわからない疎外感から今度は連帯感というか
やっと自分の立ち位置的なものがおぼろげに理解できるようになってきたところで
本の中身の様々なことがばばんと出来上がってきました。
本の形になってないだけで 
表紙から見返しから扉から目次から…という具合に
電子書籍ならこれと同じでは?という風にほとんど完成品のように写真が組まれ
文字も入っています。ここから文章を削ったり直したりが始まりまして
どんどん精度を上げていくのですが いかにも本づくりって感じでした。

これで、最後のあとがきの更に後、発行日だの編集社だのの書いてある一番終わりのページに
「STAFF」というところがあってライターさんやデザイナーさん、編集さんと、
カメラマンさんのところに並んでなんと自分の名前も書いてくれてあるではありませんか!
これを見つけるまで私は「ねこシャツの本を作ってもらう」「ねこシャツを本にしていただける」と思ってたのですが
私も一緒に作ったんだ・・・と初めて作る側にも勘定されていたことを知り感激しました。
これ、図案集の時には無かったことなのですよ。本当に「載せてもらってるだけ」だったから。
どんなに私の刺繍のページがたくさんあっても本づくりに参加しているとは全くいえなかった。
でも今度は違います。これで立ち位置がはっきりしました。

ライターさんてすごいです。 
私のだらだらした文章を私の雰囲気変えずに必要な文字数にまとめ上げてくれるんです。
「あー、そうそう、こう言えばよかった!」みたいなところがいっぱいあって
自分のボキャブラリーの無さにまったくもって驚きましたよ・・・。
まあもとの文章が私なので日本語的に格調高いものにはなっておりませんが
このブログの文章よりはたいそう読みやすいものになりました。
この後何度も何度も校正というおかしい所チェックをする作業があるのですが
この作業が辛くて辛くて自分にはライターさんや編集のお仕事は向いてない、と確信しました。
さっきは気づかなかった誤字、後で突然「あの文章じゃ足りない」とふと思いついたり
とにかくあとからあとから出てくる出てくる。どんどん原稿が赤くなります。
しかも自分で見つけるより10倍くらいプロたちが探し出してくださってこれもまたお恥ずかしい。
「もう文章の部分はプロに任せた!」という逃げ心境になりました。

しかし逃げてばかりもいられないのです。
というのはこの本を出版してくださる会社は もともと手芸書を多く出している会社ではないので
(過去にはビーズ関連とか、最近は手芸の本もあるのですが
手芸洋裁書専門部署などがあるわけではない)
この「作り方」の部分、言ったら私しか正しく解らないわけですよ。
編集さんもライターさんも縫い物しない方なので 
この本にはちょっとだけ刺繍小物の作り方が載っているのですが
その作り方解説と図をぱっとみて「ああ、それね」などとは解らない。当然ですよね。

ここでちょっと本の概要ですがこの本は「これ読んだら誰でもねこ刺繍ができる」とか
「初めてでもシャツ縫える」とかそういう教本的なものじゃないのです。
小物載ってるけどどちらかといえば刺繍の作品集的な感じ。
なので「作り方」も初めて針を持つような人にも分かってもらえるようには書く必要はない、
と思って書いていたけどでも待てよ…「ここはこの説明ないとだめか?」「これじゃとばし過ぎ?」
「ここから説明しないとダメか?」などと どんどん迷ってくることに。
なんだかね~、「ちょっとばっかし小物は作ったことあるわよ」くらいの人なら
出来上がりの画像見ただけでどうなっているかすぐわかる物ばかりと思うのですが
普段縫い物をしない方にはいきなり作るのは無理かもしれないことはご了承ください。

んで、まさにその通り普段作らない編集者さんが図をじっくり見て解説を読んで
(頭の中では)作れた、とおっしゃっておられたので 解説に大きな間違いはないと思うのですが
(手芸専門に出してるところの本でも結構間違いありますよね。でももう私は責めない。)
本当にこれには校了した(もう本の作業は印刷・製本へ移った!)今でも胃が痛いです。

さてさて4月の末に校了前の「色校」というのをしに上京しました。
(いつものように、まず母のところへ行って~、という駆け足です)
本番の紙に刷ったものを「少し赤が強いですね~」とか見ていきます。
ところが刺繍なんだから色の出方はとっても大事なのだけれど、
私自身がものすごく良い状態で画像を保存したいという気合の全然ない撮影をそもそもしてきたので
よほどの違いがなければ普段から気にならない人なのですねー。
(画像もパソコンでみ見るだけだから機種によって色違って見えるだろうし・・・とかね)
しかしほら!これもすべてのねこ刺繍の本物見たことあるの私だけな訳じゃないですか!手元にないから。
だからこれもよーく見なくちゃ・・・。慣れないことで大変でござんした。

この時デザイナーさんが忙しい合間を縫って時間を作ってくださいました。
私の画像が印刷に耐えない小さなものばかりで
(本のお話をいただいてからは大きめに撮るようにしたのですが)
どれでも好きに自由に考えて組み合わせることが出来なかったにも拘らず
限られたものの中でとても可愛らしく美しく画像を組んでレイアウトしてくださっており
ものすごいセンスを感じます。目にも優しいと思いました。
私たち読者が本を手にとって 読み込んだり何度も眺めたりするまえの第一印象、
本屋さんでパラパラーっとした時の「きれいな静かな本」とか「アンティーク風の可愛い本」とか
「写真いっぱいだけどちょっと落ち着かない本」だとかの雰囲気そのものを決めるのは
デザイナーさんの手腕なのだそうです。
「この仕事は楽しかった」と言ってくださったのがとても嬉しいです。
いつものFlickrで眺める順とも全然違う、
どのページも自分の刺繍ではないような不思議な気持ちで見入ってしまいました。
是非じっくり眺めていただきたいです。

この本を作るのに大きく関わってくださった人たちお一人お一人に
「この仕事楽しかったですか?」と伺ったわけではないので
ただそれまでの私が「大変だった、よくわからなくて孤独だった」などという感想が大きかったのと同じように
「別にいつも通りの仕事で特別な思いはない」という人もいらっしゃるかもしれないのですが
私のこの本に対する気持ちが一気に変わったのはこの日の編集者さんの言葉を聞いてからです。

私はスタッフの一人だけれど著者でもあるわけですよね。
著者だとさ、本が売れてお金になるようになったらそりゃ嬉しいけれど
逆に、それ以外の本を売る理由をうまく言うことができない。
だって「ねこシャツを多くの人に知ってもらいたい」とかもう思っていないんだもん。
(私にとって十分すぎる人に私をすでに知ってもらってあるし、こなしきれないくらいご注文ももらっている・・・)
それに、もう本になったってことだけで自分には人生の10大ニューストップ記事に違いないし
もうここで終わりでも十分すぎるだろ、贅沢言うな、って思っちゃうわけですよ。
でもそれは違った。
私は別に「私推し」するんじゃない、「この本推し」したいのです。

その日編集者さんは(私よりちょっと年上で私のゴッドマザーと思っています)
「私ほんとにこの本を作れてよかった、今まで作ってきた中で本当にこの本が大好きで大好きで
もう、『私この本作ったのよ~』って人に自慢したいくらい」 と
でれでれと「ゲラ」をなでながらおっしゃっておられました。
・・・私がヒトの親やってるより長く本を作っておられる方が(「本は自分の子供!」とも)人前でこれですよ。
私は人前で「ウチの子サイコー」とかいって頭なでたりしませんよ。もし思ってても。
そのくらいの本ですからね、すごくいい本に違いないです。
なんだか躊躇しながら「よかったら読んでね」なんて勧め方ではなく
もうイチ推しで行きます。私は。

昨日いろいろな方にお知らせメールをしたときに「こんな本です」って少しずつ説明してたのですけれど
なんだか自分の名前付いてる本を「イイ本」て勧めるのは 
なんていうかそんな大それた・・・とか感じないでもなかったですが徐々に慣れてきましたので
ここはもうイチ推しで。

一息ついたときに、寝る前に、お茶を飲みながら眺めるのに、読むのにちょうど良い本です。
猫好きの人ならば小さな中にぎゅぎゅーっとたくさんのねこ(刺繍だけど)が載っているので
それだけでも楽しいのではないでしょうか。
小さめの本なので持ち歩いても邪魔にならないです。
写真が多いですので小さい人も楽しめます。
刺繍のやり方が細かく解説してある、という本ではないのですが
私自身のやり方は書きましたので
刺繍が好きな方にはそれを読みつつ刺繍の写真を見れば
「ああ、なるほどねー」と思ってもらえるのでは、と思います。

そして私は本の中のもう一つのパート、
シャツの着用画像をくださった方とのエピソードのページ、
そんなにたくさんの量はないのですが そこに伝えたいことが詰まっているのです。
ちょっと長くなっちゃったから一息入れますね。
表紙シャツ。

h3_R.jpg

しっぽ付なんですね~。

COMMENT

早速Amazonで予約しました。手元に届くのが楽しみです。

ありがとうございます!!

naoさん、ありがとうございます!
きっと気に入ってくださると思います。
パソコンのディスプレイで見るより
紙に印刷されたものは落ち着いてじーっくり眺めることができます。
どうぞ楽しんでくださいね!
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